自己肯定感の高い人の特徴と5つの行動パターン
「自己肯定感が高い人の特徴は?」
「自己肯定感が高くなりたい!」
自己肯定感は、自分が抱いた感情や自身の存在価値を認められることで高まります。
自己肯定感が高い人は、人生の満足度や幸福度も高いです。
今回は、自己肯定感が高い人の特徴と無意識にしている行動パターンを解説していきます。
この記事で、自分の自己肯定感の高さを確認してみましょう。
そもそも自己肯定感が高いってどんな状態?
自己肯定感が高い状態とは「今の現状に満足し、幸せを感じている状態」のことです。
自己肯定感は、メンタルの状態や周りの環境によっても左右されます。
そのため、人生の中では自己肯定感の状態は高くなったり低くなったりします。
自己肯定感が低くなってしまうと、生きづらさを感じたり自分を責めたりして幸せを感じにくくなるでしょう。
自己肯定感は、低いよりも高い方が圧倒的に人生の充実度が変わってくるのです。
自己肯定感が高い人の6つの特徴
環境の変化に関わらず常に自己肯定感が高いには、以下の6つの特徴があります。
- メンタルが安定している
- 自分を理解し受け入れている
- 自分も他人も否定しない
- すぐに気持ちを切り替えられる
- イレギュラーなことが起きても動じない
- 未来や過去に囚われず「今」に集中している
それでは、以上の項目を詳しくみていきましょう。
メンタルが安定している
自己肯定感の高い人は、他人の評価や意見でメンタルが不安定になることはありません。
なぜなら、自分の中に揺らがない存在価値を持っているからです。
自分の存在価値を持っていると、周りから批評されても極度に落ち込んだり悩んだりすることがなくなります。
そのため、自己肯定感の高い人はメンタルが安定し毎日を快適に過ごせています。
自分を理解し受け入れている
自己肯定感の高い人は、自分のことを誰よりも理解しています。
自分の強みや弱みを把握しており、どちらの部分も受け入れて生きています。
強みは、自分の得意分野として存分に活かす一方で、自分の弱みは決して卑下することなく「それも自分」と受け入れています。
また、自己肯定感の高い人は自分の弱みや苦手なことを人にお願いすることも得意です。
そのため、弱みがあっても無理に改善しなくても生きていけることを知っています。
自分を理解し受け入れている人は、自己肯定感が高いといえるでしょう。
自分も他人も否定しない
先ほども解説した通り、自己肯定感の高い人は自分を受け入れて肯定しています。
また、自分と同様に他人にも優劣をつけずに肯定的に接しています。
自分の意見が他人と違っても、他人の意見を否定することなく話し合えるでしょう。
人の意見に先入観や否定的な感情を抱かないので、素直に言葉を受け入れることができます。
そのため自己肯定感の高い人は、コミュニケーション能力が高く人との信頼関係も築くことができます。
すぐに気持ちを切り替えられる
自己肯定感の高い人は、ミスをしても素早く気持ちを切り替えられます。
また、困難を前向きなものとして捉え、次の行動に活かしているのです。
一方で、自己肯定感の低い人は失敗したことをいつまでも、思い悩み落ち込んでしまう傾向にあります。
そのため、うまく気持ちを切り替えられずにミスを繰り返してしまうことも少なくありません。
ミスを振り返り反省することは大切ですが、必要以上に自分を責めるのは自己肯定感を下げてしまう要因です。
イレギュラーなことが起きても動じない
生きていると、想定外の出来事がたくさん起こります。
ただ、想定外の出来事は嬉しいことよりも、悲しいことの方が多いのが現実です。
自己肯定感の高い人は、一つの物事に囚われずに生きています。
そのため、イレギュラーな出来事が起きても「そういうこともあるよね」とすんなりと受け入れられてしまうのです。
未来や過去に囚われず「今」に集中している
自己肯定感の高い人は、過去や未来に囚われずに「今」にフォーカスして生きています。
普段私たちが想う、過去や未来にはどんなものが多いでしょうか?
過去の場合は、楽しかった思い出よりも苦しみや後悔が残る出来事の方が鮮明に思い出せるはずです。
また、未来の場合は希望よりも不安を抱いてしまう人も多いのではないでしょうか?
つまり、過去や未来を想うと楽しいことよりも辛さや不安といった感情が増してしまう傾向にあります。
自己肯定感の高い人は、こうした過去や未来に執着せずに「今ある幸せ」を感じているのです。
自己肯定感が高い人が無意識にしている5つのこと
自己肯定感の高い人は、共通して無意識にしているある行動があります。
ここでは、自己肯定感の高い人の行動をみていきましょう。
- 肯定的な話し方
- 自分を優先している
- やりたいと思ったら即実行
- 嫌いなものとは距離を置く
- 時間を他人ではなく自分のために使っている
肯定的な話し方
肯定的な話し方とは、自分や周りを尊重しながら認め合うような話し方です。
例えば、自己肯定感の高い人は、会話の中で自分の考えとは異なる意見を言われても「そうなんだね」と相手の意見をまず肯定します。
一方で、自己肯定感の低い人は、自分と異なる意見を言われると「それは違う」と相手の意見を否定語で返してしまいます。
さて、あなたならどちらの人に悩みを話したいと思いますか?
ほとんどの人は、肯定的な話し方をする人に悩みを聞いてもらいたいはずです。
肯定的な話し方は、他者との良好な関係を築くための架け橋になります。
自分を優先している
自己肯定感の高い人は、自分の意見や気持ちを第一に考えて生きています。
そのため周囲の意見に流されず、後悔のない選択をしている人が多いです。
自分を優先するということは、決して自己中心というわけではなく周りの人のことも尊重しながら行動しています。
自分の意見や気持ちを優先している人は、人生の幸福度も高いといえるでしょう。
やりたいと思ったら即実行
自己肯定感の高い人は、やりたいことがあれば失敗やリスクを恐れずに挑戦します。
また、その挑戦が失敗したとしても自分自身の価値は変わらないことを知っているため、過度に自分を責めたりはしません。
そのため自己肯定感の高い人は、チャレンジ精神や向上心が高い人が多いといえるでしょう。
嫌いな人とは距離を置く
自己肯定感の高い人にも、嫌いな人や苦手だなと思う人はいます。
ただ、自己肯定感の高い人はそういった人から、上手く距離を置きながら生きています。
嫌いな人を無理に克服しようとするのではなく、あえて距離を置くことで自分の心を優先し守っているのです。
また、自己肯定感の高い人は「嫌いな人がいても別にいい」と考えています。
そのため、嫌いな人がいることへの罪悪感や自己嫌悪を抱くこともありません。
嫌いな人には、無理に近づく必要はないのです。
時間を他人ではなく自分のために使っている
自己肯定感の高い人は、時間の使い方が上手な傾向にあります。
例えば、仕事とプライベートの時間はきっちりと分けて、休みの日は仕事のことは一切考えない、仕事が終わった後は仕事に関するメールは絶対に見ない。
このように、自己肯定感の高い人は他人に振り回されない自分だけの時間を意図的に確保しています。
時間を他人ではなく、自分のために使うことで人生の充実度は格段に上がるはずです。
まとめ
自己肯定感の高い人は、誰よりも自分を理解し大切にしています。
そして、毎日を楽しめて一度きりしかない人生を謳歌しているのです。
あなたも、自己肯定感をさらに高めて人生をより良いものにしてみてはいかがでしょうか?
子供たちの 自己肯定感 を高める
メンタルトレーニングの入門資格 ジュニアメンタルマイスター
この記事の作成について
監修:清水 利生
株式会社43Lab 代表取締役
著書:スポーツの本番に強くなる!「子どもメントレ」
1985年山梨県生まれ。
Fリーグでプロフットサル選手として
プレーする中でメンタルの重要性を知る。
引退後、取り組みが「結果」に
繋がらない人のサポートがしたいと思い
メンタルトレーナーに。
ジュビロ磐田、ヤマハモトクロスレーシング、
トヨタ車体クインシーズ、
中央大学駅伝ブロック、他多数チームの
メンタルトレーナーを務め、
過去500人を超える
日本のトップアスリート、
10,000人を超える子どもたちの
サポートを行い結果に繋げる。
日本サッカー協会主催
「こころのプロジェクトユメセン」の講師としても活動し、
子供たちの夢を持つ大切さ、
こころのサポートを行う。