GRAVIS 林 晃佑氏 インタビュー
滋賀県で独自の育成スタイルを続けるクラブ「GRAVIS」。
今回は、代表兼指導者である林氏に、クラブの考え方や育成観、そしてメンタルトレーニングについて率直に語っていただきました。
指導を始めたきっかけ
― 林さん、指導されてどれぐらいになりますか?
「高校卒業からですね。
もともとこのGRAVISっていうチームが一期生の時に、自分が中1で入って。
名前は当時違ったんですけど、そのままクラブで育って、高校卒業した時に、
“指導者やってくれへんか”
みたいな感じで声をかけてもらって。
最初はもうアルバイト感覚というか、後輩たちとボール蹴りに行ってる、みたいなところからスタートした感じですね。」
― 代表になられたのはいつ頃ですか?
「代表になったのは5〜6年前ぐらいですね。
GRAVISっていう名前に変わったのは2012年頃で、そこから前の代表の方がずっと運営されてて。
その中で自分はスタッフとして関わっていて、代表の方が退かれるタイミングで、
そのまま後を継ぐような形になったというか…。
完全に成り行きでしたね(笑)」
GRAVISは複数カテゴリーを持つクラブとして活動しています。
「大きく分けると、
・社会人フットサルチーム
・ジュニアユース
・ジュニアチーム
・小学生スクール
この4つですね。
社会人チームは関西フットサル2部リーグで、自分も一応選手としてやってます。
ジュニアユースはだいたい60人ぐらい。草津市とか栗東市とか、近隣の子がほとんどですね。」

― フットサルを日常的に入れている理由は?
「もちろん技術的なところもありますし、
フットボールIQっていうんですかね、理解が深まる助けにもなるかなと思ってます。
あとは将来的に、サッカーに進むのも、フットサルに進むのも、好きな方やればええやんっていう感覚なんで。
選択肢を持たせておいてあげるのは大事なんかなって思ってます。」
育成で大切にしていること
― 指導で大切にしていることは?
「やっぱり技術ですね。
どこの国行っても、どのカテゴリー行っても、絶対必要になるので。
クラブとしても“長くサッカー続けてほしい”っていう思いがあるので。
そのためにも、育成年代でしっかり技術とか駆け引きとかを学んでほしいなと思ってます。」
「今の小学生、めちゃくちゃ上手いですね。
ドリブルとか個人技を重視する流れがかなり強くなってきた印象があります。」
チームの魅力
― GRAVISの魅力は?
「他のチームの方に言ってもらえるのは、
“楽しそうだね”
っていう言葉ですね。
試合出れへん選手も悔しいはずなんですけど、
みんなのゴールを一緒に喜んでたりとか。
別にそういうことをしろって言ってるわけじゃないんですけど、
普通に仲良くやってるのが、そのまま出てる感じです。」

パンケーキプロジェクト導入のきっかけ
― 導入した理由は?
「自分自身ずっと選手やってきて、
サッカーとかフットサルって“メンタルスポーツ”やと思ってるんですよね。
自信ある時と、消極的な時で、プレー全然違うので。
だから子どもたちにも、
メンタルに対する捉え方とか、より良い状態の作り方とかを知ってほしいなと思って導入しました。」
「試合前とかに、選手たちの口から、
“緊張はするもんやから受け入れろ”
とか、そういう言葉が出てくるようになったのは変化かなと思います。」
「やっぱり大会になると消極的になる選手もいるので、
一人でも多く本来の力を出せるようにしてあげたいな、っていう思いはありますね。」
指導者としての願い
「中学卒業した後、それぞれ違う道に進んでいくと思うんですけど、
GRAVISでの経験を、サッカー以外の人生でも活かして、胸張って堂々と生きていける人間になってほしいなと思ってます。
個人的には、おっさんになってもサッカー続けてくれてたら最高ですね(笑)」
「うちにいるコーチ陣もトップリーグでプレーさせてもらいましたが、才能があったわけじゃないんですよ。
ただただサッカーが好きで、目の前のことに夢中になって努力してたら、気づいたらトップリーグにいた、みたいな感覚で。
もちろん目標持つのも大事ですけど、まずは目の前のことに本気で向き合ってほしいですね。」






